こんばんは!たぬしですー。
研究の世界から、会社に移って早5ヶ月が経ちました。
会社に入ってから初めて電気回路関係の実験やら勉強をやり始めましたが、難しい。。。
実験のノウハウにせよ、プログラム的なソフトウェア技術にしても、何にせよ最初は敷居が高く、学ぶのが難しい。
気付いたら、難しいを二連続で連呼してしまうくらいに、、、、。
ここで、根本的に何故新しい事を学ぶというのが、難しいのかを考えて、敷居を下げるヒントを考えたいと思います。
目次
体験から考える新しい事を学ぶときに挫折するポイント
導入でつまづく
僕は物性の実験をずっとやってきたので、実験についての体験からお話しましょう。
だいたい最初は装置の使い方や、測定の仕方を学ぶことになります。
その際、マニュアルとかがあったとしても、最初から成功することはかなり稀で、かつ自分だけで装置を動かしたり、実験したりすることはできません。
そう!!罠が滅茶苦茶多くて、機械が動かんだの、やれ測定が明らかにオカシイだの、ささいなことでこのようなことが頻発します。
これらの些細なミスを避けるために、まず実験における初学者の作業としては、知っている人に教えてもらって装置の一般的な使い方を学ぶ、というプロセスを踏むことなります。
この場合、教えてくれる人がいない場合、小さなことで詰むことが多いです。
つーか、積み確定ですわ。。。これが噂の、「詰み確」ですわ。
他のジャンルでもおよそこの型が当てはまるのではないか?と考えています。
ソフト系の技術を学ぼうとする人は、パソコンに開発環境を整えるため、いろいろインストールしたりすると思うけれど、それがうまくいかなくて立ち行かないというのをよく聞きます。
特に、CUI(Bashコマンドを駆使して行う作業)での作業でつまづく人は多く、勉強する環境を整える以前に挫折する場合もあります。
結局、何をやるにしても、新しいことを始める時は、基本的な手順を覚える必要があるけれど、まずそれがうまくいかずに挫折するというパターン。
初期の導入や使い方等はなんとかくぐり抜けたが、問題が起こって進めなくなる
次の課題は、問題が起こった時!!
装置やプログラムをコンパイルした時の謎のエラーとかな!!!
あれも、少しノウハウ持っている人に聞くと、一瞬で解決してくれることが多々あるけれど、自分で唸ってると、マジで何も出来ずに一日が終わっていることがあります。。。この絶望感、、プライスレス!!!!!
この初期のうち、頻発するエラーやらに打ちのめされて、なんとなくやる敷居が上がってきてやらなくなってしまうパティーン。
これの方がむしろ多いのかもしれないですねー。
僕はこのパターンに新しく学び始めた電気回路でぶち当たっていて、日々死にそうになっています。
けれど、僕の場合、会社の社長が良い人で、実験や技術的なことについて何でも教えてくれるので何とかなっています。
ここで、思うたんですけど、みんなにとっても僕の場合の社長に当たるような人が身近にいれば、捗るんじゃなかろうか?
脱初心者になるための対処法
自分の近くに当該分野の詳しい人がいる状態を作る
結局、自分の近くに、自分がやっている当該分野の詳しい人がいて、すぐ聞ける状態であることが、脱初心者になれる最良の道なのでは?と思いました。
あと、そういう人とやっているとモチベーションが維持されるか上がるかの二択で、モチベーションが下がるということはない。
基本的に、人は失敗の経験を自分でしないと、覚えていかないと思うので、近場に凄い人材を置きつつ、心置きなく失敗できる環境があればいいよなーと思ったりしています。
しかし、わかってはいても、そんな関係を作るのはマジで難しい。
そもそも運の要素がありますし、探してもなかなかいない場合もあります。
詳しくなくとも、一緒にやれる仲間を探す
理系の人は学部の研究室配属とかで、研究をやったことがあると思います。
同期の人は、基本まだ知識はないけれど、あーだこーだと問題に一緒に立ち向かい、なんだかんだ楽しかったなーという記憶があったりしませんか?
問題が生じてそろそろ帰りたいけれど、仲間がいるから、しょーがねーなー!もうちょっとやって行くかーってなったりとかあると思います。
人とのつながりがある状態で、何かに立ち向かう場合、一人で問題に立ち向かう時よりも根気力が上がるのではないか?という現象が見受けられる。
これは結構重要なことなんじゃないかーって思っていて、教えあったり、クソ失敗したぜ、、、とか話し合えたりするので良い!
では、そういう場を意図的に自分で作っていけば集まる人はいるのだろうか?というのが次のお話です。
もし、このことが実現できれば、人がたくさん集まってわさわさと教えあったり、一緒に実験したりして学べるのでは?という妄想。
さしあたって僕は電気回路関係をやっているので、自分に引きつけて考えて、次の提案を投げかけたい!
電気回路実験を誰もがやれる環境(場所や装置)を整えたら人は来るのか?
たとえば、どこかの場所に装置やらがそこそこ揃っているとして、部屋を開けっぱなしにしてジムのようにしていたら、やりたい人が勝手にやってきて何かやったりするのかなーという想像です。
その場で集まった人で、教えあったり、一緒に実験したりも良いし、とにかく一人一人が装置に触れるということも重要な経験だから、とりあえず触ってみるというのも良いかもしれない。
いわゆる、ジムがやっていることに似ていて、装置や器具はあるから、自由に使えよ!みたいな。
これだけだと、何やったらいいかわからんってのが、あるので、教科書にある回路を片っ端から試して実験したりしていく等目標を個々人で作ったり、最低限の実験プログラムとかをこちらで用意しておいたり、想像が弾みます。
無論、一人は詳しい人の存在は必要な気がするけれど、そういう人も探したりして出来ないかなーと思っています。
要するに、経験を共有しよう!というのを、インターネットだけでなく実際会ってやるということです。
どうしても実験を必要とするようなものは、実地が必要なので、ネットだけでは如何ともしがたい部分もあります。
そういう場を提供できたら、どれくらい需要があるのだろう?と言うのが気になっていて、やりたいなーと思っております。
しかもそのような場があれば、さらに電気数学やりてーとかいう人が出てきたり、LTspice極めてーとかいう人が現れたり、相互作用的に新しい知見が増えていくのでは?ということも考えられます。
この件について、何か考えがある!とか意見があるという人はぜひ連絡ください!!!僕はマジで何らかの形で実現したいなーって思っております。