Viva!開業!というわけで、大部分は勉強したりと忙しい日々を過ごしています、たぬしです。
8月末に個人企業主としてたぬき製作所を開業して、2ヵ月が経ち、個人企業主として初めての収益をあげることが出来ました。
開業した直後は、何を次にすべきかよくわかりませんでしたが、実際動いてみると色々必要なことがあるということがわかったので、絶対にやるべきこと、必ずしもやる必要はないけどやったことを羅列していきます。
また、「開業をした」というただそれだけの事実が意味を持ち、それだけで物事が前進した、といった事例がありましたので、その点についても触れたいと思います。
目次
開業後やるべきこと
個人事業主とし屋号付きの口座を作る
個人事業主として早速動き始めるとき、我々はお金を使うことと思います。
例えば、青色申告するためのソフトが欲しいなぁ~などが、最初にお金を使うきっかけかもしれません。
そんな時、「はて?自分の口座を使ってモノを買ってもいいものか?」となるわけですが、答えは、買ってもよいのです。
けれど、こいつを帳簿につける際、自分のために買ったものなのか、それとも事業主として買ったものなのか区別するのがメンドクサくなります。
ということで、企業主としての口座を持っておき、そちらで仕事関係の財政のお金を出し入れ出来れば、資産管理がかなり楽になります。
そのため、自分の会社(事業主なので会社ではないけど、説明の便宜上使います)が、どういう経営状況になっているかを知るという点でも、非常に有意義ですし、一目瞭然となります。
さらに、重要なメリットがあります。
融資を受ける際に、通帳を提出しなければならない
仮に未来に融資を受けたいなーと思った時、1年分か何か忘れましたが、通帳を提出しなければなりません。
個人事業主として、融資を受ける際、全員に必要な提出書類として、通帳を提出というのもあります。
この時、事業主としての口座を作っておき、そこで多くの事業間のお金の動きがあり、かつ資金もそこそこあるぞ、と示せればかなり有利にことを運ぶことが出来るということを、弁護士の友達から聞きました。
ということで、屋号付きの口座は絶対作ったほうがよい!ということです。
さらなる利点として、口座を作っておくと、企業としての信頼性もあがるようです。
実際に作った屋号付き口座の取りやすさ
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行は、多くの点で縛りがありますが、非常に申し込みやすく、本人が行かなくとも家族に作ってもらうことが可能です。
そもそも、個人事業主を始めたばかりの段階では、この銀行にはどういうメリットがあるとかそんなことより、どれだけ作りやすく、さっさと口座を作れるかが重要だと思われます。(特に、普段ほかの本業がある我々のような人々ですと、手間をかけずに口座を開けるだけで嬉しいものです。)
家族に作ってもらう場合、必要なものは二つあります。
免許証は、なかなか強い効力を持っていて、確かこれだけ持っていけばOKと言われました。
それ以外の場合は、証明書が二ついります。
開業届は、とりあえずどこの銀行でも必須ですね。
あとは、届出印が必要ですので、銀行で使っても良い印鑑を持っていきましょう。
1. 開業届
2. 保険証、住民票および免許証のうち二つあれば完璧
3. 印鑑
ここで注意点が一つあります。
すでにゆうちょ銀行の口座を持っている場合は、利子が付く金額の合計を1300万として、割り振らねばなりません!
どうやら利子が付きうる金額の合計が1300万らしく、二つ口座を持っている場合は、500万と800万などに割り振ります。
利子がつくかどうかだけの問題なので、800万に設定した口座に800万以上お金を貯蓄することは出来るようです。
ただし、800万設定の口座に1000万あったとしても、利子がつくのは800万だけ、ということになります。
最後になりますが、ゆうちょは「たぬし製作所」と銘打ってくれるので、なかなかテンションあがります!

みずほ銀行
みずほ銀行は、商品をカードで買うと即座に口座から引き落としてくれるデビットカードがあったり、個人事業主にとっては、非常にありがたい機能を持ったサービスを提示してくれます。
しかし、三井住友銀行と異なり、口座申請が非常に面倒くさく、かつ二回にわけて本人が申請に赴かなければならないため、平日を二日削られます。
しかも、二回目は予約する必要があります。
(近い日付で、平日銀行に行くとなると、何の用事があるんや、、、となるかもしれませんね。)
二回に分けていくことになるわけですが、一回目の申請と二回目の申請でどんな手続きを踏むのか、具体的に書いておきます。
一回目の申請
一回目の場合は、予約などは必要ありません。
いきなり行ってOKですが、ゆうちょ銀行と同じで、開業届が必須です。
僕の場合、青色申告申請書も持っていきましたが、必要なかったです。
申請書を書いて、質問をいくつか受けます。
「どのような事業を行う予定ですか?」
とか、
「事業の内容を説明してください」
的な、主に事業のことに関する質問です。
そこらへんを答えられないと落ちるらしいので、一応準備する必要があります。
それ以外は、我々には不明なプログラム的なもので判断するらしく、一週間ほどで電話が鳴るとのことでした。
果たして、たぬし氏は、審査には受かりました。
二回目の申請については、経験後にまた載せる予定です。
三井住友銀行
みずほと比較すると、作成時間は滅茶苦茶早く、その日のうちに屋号付き口座を作ることが出来ます。
呼ばれてからも、大体お姉さんが、一人でガンガン打ち込んでいます。
必要なものはみずほ銀行と同じで、免許証と開業届です。
大体このパターンが多いですね。
さて、この銀行はかなりデジタル化を推し進めているようで、基本的に大画面のサーフェース(Windowsベースの端末)を操作します。
受け付けてくれる方は、基本パソコンと、このサーフェース的なパネルを交互に操作するわけです。
印鑑なども、驚きですが、デジタル押印になっており早いです。
また、重要な点として、三井住友銀行は通帳なしが基本選択になっております。
なので、スマホを持って行って、アプリを入れなければ口座を使用することが出来ません。
アプリはどうやっていれるの?って感じですが、そこもご安心。
三井住友銀行ならば、その場でアプリのインストールまで手伝ってくれます。
アプリは指紋認証で開けるように設定できるので、楽に口座にアクセスできます。
1. 開業届
2. 保険証、住民票および免許証のうち二つあれば完璧
3. 印鑑
その日のうちに口座を作成することが出来る。基本的に紙通帳はなしで、アプリによるネット管理。ネットに繋がっているスマホを持って行ったほうが良い。
社印を作成する(絶対必要ではない)
今回たぬき製作所は、売上を上げることが出来ましたので、領収書が必要です。
個人事業主ですと、個人事業主こと本人の名前、ということになるので、自分のはんこを押せばよいのですが、社印が在るほうが信用度があがるということで、最近知り合ったハンコ屋さんに手作りのハンコを依頼しました。
いずれ法人化した際には必須ですし、何よりこちらのテンションが上がるわけです。
およそ9000円程度で作れるので、持っておいても損はないかと思います。
開業すること自体のメリット
開業すること自体に何の意味もないと思っておりました。
というのも、ぺらぺらの紙2枚出すだけで済みますしね。
しかして、実際にはそれ以上の効果がありました。
地味に声がかかる
「個人事業主始めたんですよー!」とこのサイトでもリアルでも発信しているのですが、そうすると、「何やってんの?」とか話にあがったりします。
そうすると、それを契機に仕事に発展する可能性がある、ということがありました。
開業している状態ですから、いつでも事業を受けることが出来ます。
そのため、とりあえず開業しておくと、もしかしたら何らかの副業の種を発見出来る可能性が高まると思いました。
また、少数ですが、このサイト経由からもぽろぽろとメールを頂いたりしまして、何らかの仕事に発展しそうな可能性が生まれました。
ですので、とりあえず開業しておくと、様々な点でよいということがわかっております。
何か事業をやろうというやる気が出てくる
今回のことは、自分にとってもなかなか教訓的な出来事でしたが、人間可能な選択肢があると、やってみたくなる!ということを再発見しました。
つまり、開業しているということ自体が、何かやってみたいなーと思わせてくれるのです。
これは、たぬきちゃんのバイクの免許取得の状況に似ていると思いますので、例示しておきます。
たぬきちゃんは、免許を取る前は、「あんなでかい乗り物は、取りまわせないし、無理たぬ!」と半ばはうはうの体で、筋トレをしたりしつつ教習所に通っていたわけです。
しかし、いよいよ免許取得がかないそうになってきたとき、自分の乗ってみたいバイクを探し始めたのです。
ついには、免許試験日一週間前にバイクを購入しました。
そして、これまではやってこなかったバイクで新しい道を走るということを進んでやるようになり、今ではバイク好きになっているのです。
つまり、免許がとれそうという状況により、バイクに乗れる可能性が生まれたことで、バイク購入という行為を生み出し、さらには新たな趣味としてバイクで道を進む!ということに至ったわけです。
開業しているという状態は、免許が取れそうという状態に似ています。
開業しておくことで、何か事業やりてーなー、副業で稼ぎたいなぁーと日々考えるようになり、何でもええから、とりあえずやってみよー!と、ウェブ作成を始めるに至ったのです。
結果的に、初売り上げを上げることが出来ましたし、副産物として、少しだけ税金や銀行のこと、これまで全く知らなかった融資のことなどに視線が広がりました。
たぬしなんてのは、面白いことは何でも好きなわけで、とにかくやってみたいのです。
そういうわけで、とりあえず行動してやってみるというのは、その結果に関わらず、非常に大きな意味を持つと思うております。
今後の目標
特に何のプランもありませんが、来年末には、副業だけで年に千万位稼げるようにはなりたいですね。
とりあえず、動きまくっていろいろ手を出してみる中で、面白そうなことを探してみたいと思うております。
実験関係で、何かやろーかなーとも思っていて、このサイトでやった実験を一緒に追随する実験手助け的な仕事もやろうかと思っております。
その際は、定員は非常に少なくなることが予想されます。
(やるからには、頼んでくれた相手とよく議論して、相手の利益になってほしいため、多くの人を同時に見ることは出来ないと思っているからです)
何はともあれ、色々考えつつも事業は結局実験と一緒、というスタンスでたぬき製作所を盛り上げていこうと思います。
