博士課程

博士課程から零細企業に入ったたぬし氏の就職体験談

こんにちは!!
人生は爆発だ!!がモットーのたぬしです。

博士課程の就活がどうやら、多少興味を引くらしいという風の噂を聞いたので、自分の経験を鑑みて、今日は、僕が博士課程を経て規模がめちゃ小さい零細企業へ入った経緯を書いていきます!

興味のあることのみをやり続けたこれまでの人生

たぬしってやつは基本的に、人生行き当たりバッタりで、これまでは何らか好きなことで食ってくぜー!!と息巻いていた。

言うてみればマジで感情で世界を動かしていた
基本的には文学や音楽といった芸術や、数理学のような学術、ギターの練習等をずっとやっていた。

研究を始めてからも学部、修士、博士で全部研究室が変わっているし、とにかく行動して新しい世界とか色々なもの見たいなー、といった感じでふわふわ生きてきたのである。

そもそも好きじゃないことに多大な時間を費やせないタイプであるということ、興味あることはずっとやれるけど、興味ないことに基本時間を割けないタイプの廃人気質であることを自覚していたため、まともな社会人になれそうもねーなーって思ってた。
いわゆる安定志向と逆行しており、リスクを冒してなんぼ、本当の賭け師は退路を絶って進む!を地でやってきたのだ。

博士課程で就職か研究か悩み企業の説明会へ

物性実験の研究は、滅茶苦茶時間がかかる。
一測定数日かかることなんてザラだし、測定からの解析→解釈→論文へ、の流れは途方もなくたゆたう超銀河団のようである。

とある、研究所へポスドクとして受かったたぬし氏も、体調的にも(人生で5回入院してるし!!)人生的にも迷うておった。

たぬし「ふーむ。好きなギターとかやってたら、研究者として生きていけるかわからんたぬね〜(ポロン・・・)」

ギターを片手に、悩んでいたけれど、研究は楽しい点も多いが、人生のうちに占める時間があまりに多大過ぎるという難点を持っていた。
実験技術がもっと上がれば、もう少しマシにはなるのかもしれないけれど、どうやら、向こう10年は物理を第一優先にして生きていかねば、上に行ける保証もなかった。

たぬし「はーむ。会社も考えてみるたぬか。でも、大企業は行きたくないたぬね〜小さい組織の面白さが熱いたぬ」

研究室を出たものはわかると思うけれど、研究室は一つの小さな会社のようなものだ。
数人しかいないけれど、世界最先端の研究をやってる研究室なんて沢山あるし、国公立なんてどこもそんな数は多くない。
結局、トップとスタッフが凄い人材なら、組織は世界へ肉薄することができる、ということを研究の体験から実感として知っていた

大企業は選択肢から外すことに

もとより上述のお話のために、大企業よりダイレクトに人一人が効いてくる小さくても半端ねー会社に興味があった。
けれど、大企業の説明会も行かずして決めるのもアンフェアだぜ!と思い、いくつか行ってみた。

説明会に行くための、予約をしなければ行けないというので、物性系の巨大企業をとりあえず予約した。

「タノモー!!」
シーン・・・・・

会場では、みんな静かであった。
むしろ、厳かでさえあった。

すでにたぬし氏は場違いな感じがしていたので、待ち時間の間、論文を読んでいた。

すると、社員が暇なのかやたら声をかけてきてさらに浮いた。
説明会が始まると、皆一斉にメモを取り始めており、たぬし氏はマジでキョトンとした。

その日最大のキョトン of the dayを獲得するレベルのメモ取り具合であり、僕は話を真摯に聞いてはいたが、メモする部分があまりなかったので、興味を持った部分のみメモを取った。

そこらへんから、既になんかチゲーナーって感じは出ていた。

技術は凄いものもたくさんあるんだろうけれど、何か燃えねーっていうか、細分化されまくってる感じがした。
とりあえず試験を受けたりした所もあったが、途中からは興味が完全に失せ、すべてキャンセルした。

ここらへんで、大企業の選択肢は完全に消え失せた。

小さくても凄い技術を持った会社を探すことに

小さくても凄い技術を持った会社を探すにはどうしたらいいか?ということが、最初はよくわからなかった。
というのも、周りも割と大企業に行く人が多く、小さい会社を探している人はベンチャー企業に行ったりと二極分化していたのであまり参考にならなかった。

グローバルニッチ企業100選 : 経産省推薦の半端ない技術を有した中小企業

色々と調べて、行き着いた一つの指針が、経済産業省がやっておる「グローバルニッチ企業100選」というサイトだ。

経産省のサイト文を引用しますと、
「昨今の産業構造の変化や、求められるニーズの変化に迅速に対応するため、大企業や主要業界団体だけでなく、ニッチ分野において高い世界シェアを有し、優れた経営を行っている中堅・中小企業(以下、GNT企業という。)との関係を強化していくことが日本経済全体にとって求められています。
本事業では、GNT100社の選定作業に必要な資料収集・分析を行うことで、GNT企業が直面する課題(通商問題、異業種連携、再編等)を洗い出すとともに、こうした企業を掘り起こし、認定も含めて支援していく制度(GNT100選)を新たに創設しました。」

ということのようです。
ここら辺に載ってる会社で興味ある会社とかを攻めてみるのは良いかな!

今の時代どこも人が足りていないので、こういう会社こそ意外と入りやすいのではないか?と思います。

東京カイシャハッケン伝 : 東京の中小企業を紹介するサイト

他にも発見したのが、東京カイシャハッケン伝というサイト。
ここはマジでお世話になった。

会社の中身や、どんな人が働いてるかがわかるようになっていて、かつ自分が聞いたこともないような会社ばかりであった。
「オンリーワンの技術力」等、特徴ごとに会社が仕分けされ載っており、興味のある会社を探すのが楽であった。

「はーむ!!こりゃ、、人数も少なく、技術力も高い!まさに研究室と同じやん。。。」

そこで、たぬし氏は考えた。
めちゃ小さい会社で採用情報がない会社も多いし、とりあえず会社に電話して聞いてみよ!

 

小さい会社に電話やメールをするという、セオリーにない就活を実践

そこからは早かった。
とりあえず、電話しまくったよねww
メールも送ったけど、もう採用してません~の返答もそこそこあった。

活動を始めて、ほどなくして、ある会社に電話した時のことだ。

ガチャっ!
「もしもしー。〇〇会社です。」
「はじめまして。〇〇大学に所属しているたぬしと申すものです。来年卒業して就職する身なのですが、貴社に興味を持ちまして、云々~」
「お、おおぉ~そうですか。う~ん、自分では判断が付きかねますので、社長が帰ってきたら連絡差し上げます~。」
的な感じだったと思う。

「うおおおお!逆に電話することで社長にまで取り次いでもらえるんだなぁ~~」
社長は興味あるから会社来てーってことで、とりあえず、面接?的な運びになった。

「服?ああ、なんでもいいよ。スーツとか着てる人いないから、私服でいいよん」

スーツなしとか嬉しいですわー(季節は初夏)

 

私服で会社見学兼面接へ

「とりあえず、うちの会社見てってください」

すげー実験室感漂う会社で数人の人が、機械を作ったり、パソコンいじったりしてた。
よくわからん回路の部品とかオシロスコープとかがたくさん置いてあって、すげー胸が熱くなったのを覚えている。
(ははーん。こりゃ、結構マジでモノを作ってる人の机だな。。。)

これまでの色々な研究所での実験の経験から、ぱっと見で色々モノ作ってるんだろうーなーってのはわかった。
割とロートルな部分もあって、自前で装置を直す器具とか機械を作成していた。
(入社後、多くの器具が自前だということを知る。)

「ほへー。すごいですねー。なんだか興味あります。楽しそうです」
「うんうん。楽しいよ。うちの社員はみんなやりがい持ってやってると思うよ~」

まったり癒し系の社長は笑っていた。

 

今いる会社に決めた理由

他にも決まったところはあったけれど、面白そうっていうのと、組織運営とかに興味あった点、社長がいい人そうーっていう点で、この会社に決めた。
やりたいこと的に重要な点として、回路設計のみならず、実験、装置の組み上げ、製図(機械と配線図)、装置の制御プログラミングと全ての工程を会社でやっており全部経験できるとのことだったので、実験屋の僕としても興味はひとしおであった。
いる人間の数が少ないので、基本みんな二個以上のスキルを持っていて、プログラミングだけ!のような人はいなかったのも良い点であった。

大手に行っている後輩や友人は多くが「一つの過程を専門的に」やっており、網羅的には出来ないという話も聞いていたので、その点こちらの方が自分には向いていただろう。

結局、面白そうやなーっていうのが人生で一番の指針になっていることを再確認した。

とりあえず、みんな好きなことやって生きるといいと思います!!!

何か質問あるーとか、相談したいって方は、お問い合わせ欄からメッセージを送っていただければと思います!