一時限目の惨劇から一週間ほどあけ、 大型バイクのさながら台風のような力強さと、巨大な質量に圧倒されたことを、少し忘れつつあった。(早いけど)
しかも、2時限目は普段普通二輪乗ってる勢ならば、余裕でシェケナ出来る感じでしたので、既に調子に乗りつつあったのです。
「俺、大型行けんじゃね?確かに、取り回しは大変だけど、、、そこは、愛でカバー的な?」
そんなこんなで、3時限目に突入したわけですが、1時限目でえらい目にあったワイルド教官殿が担当であり、かつ2時限目の教官に「3時限目ミスったら、
絶対補修です。(補修です。補修です。補修です。。。…..)」
ってプレッシャーのバイブス上げられていたので、一気にテンション下がった次第であります。
大型二輪教習3時限目の内容
教習項目一覧(第1段階)
項目は順当に行けば順番が決まっていて、以下の表のように進む予定です。
今回は3時限目!
1時限目 | 1 車の取り扱い 5 発進及び停止の仕方 8 円滑な発進と加速 |
---|---|
2時限目 | 9 速度の調節 10 ブレーキ操作 |
3時限目 | 11 バランスのとり方(直線) 12 バランスのとり方(曲線) |
4時限目 | 15 坂道における停止及び発進 16 オートマチック車の発進 |
5時限目 | 教習効果の確認(みきわめ) |
バランスのとり方(直線)
「よぉぅ!また会ったなっ!へへっ!」
「今日もよろしくお願いします!!」
シャキッとした矢沢みたいな感じで、アプローチしてきましたので、すかさず元気な挨拶で押収しました。
なんというか、ジャブみたいなものだと思われます。
「今日は、大型バイクでやるには結構難しい所やるから、気を付けてナ」
やはり、第一段階ではここが山場だといわんばかりの言いようであった。
「まずは、一本橋!俺のやるの見ててや。出来ればアクセルとクラッチだけで行ってもらいたいねぇ!!(ブォォォォンッ!」
- 一本橋の合格条件は、10秒以上かけて渡りきること。
- 一回でも橋から脱輪したらアウト
というものであった。
「7秒位はね、ノリでなんとかいっちゃうのよぉ。でもそれを超えようと思ったらちょっと大変!ハンドルを切って細かく操作しようと思うと、やっぱ落ちちゃうのよっ。。。ということで、細かいクラッチの使い方が重要になってくるってわけ!そのためには、アクセルめっちゃ吹かして!!!あとはクラッチ!!!」
(なんで、この人二速でやってるんだろ、、)
と思ったけれど、爆音を上げながら、確かに凄いゆっくり進んでいった。
さすが、ワイルド教官、今日も冴えきってます。
さて、僕もトライしてみたところ、確かに落ちそうにはなるんですが、一応出来ます。
というのは、常にゆっくり走る練習だけは、赤信号手前とかで、まさに幼児の遊ぶ積み木のごとく積みに積んでいたので、得意な方でありました。
「ほうー。。いいじゃねぇか!あとは、リアブレーキ使わなければ、OKだな!みきわめとか試験の時は、別にリア使ってもいいからな!」
無意識にリアブレーキを少し踏んでいたようですが、何回かやるうちに、クラッチとアクセルだけの操作も出来ました。
ここまでは、まだよかったのであります。
バランスのとり方(曲線)
8の字
「次はよう、8の字やるぞ!ここで、ぐるぐると8の字やってみてや。まず、手本みせるワ」
教習所内のひろいとは言えない道幅で、まさかの8の字走行。
縁石に乗り上げるし、無理じゃね?と思っていましたが、ワイルド教官は、軽快に身体を傾けては加速、傾けては加速!を繰り返しております。
「8の字は、バイクのおしりの先を見るような感じにしないと乗り上げちゃうから!前みちゃだめよ!!曲がり切った先!行く方向だけを見据えて!ホップステップジャンプの要領だから!!!」
「ホップステップですか!?わかりました!!!!」
そういってやってみるも、これが結構怖いのです。
完全に真後ろ向くくらい振り向いて運転しないと、そっちに傾けられないのです。
「上半身の力は抜かないと曲がらないぞー!!ジャンプでアクセルひねって加速!!」
まあ、なんとなくぐるぐる回ることは出来るが、乗り上げそうになったり、エンストしそうになったりしました。
いざ、なんとか曲がったとしても、その後すぐに曲がらないと次の8の字部分を曲がりきることが出来ません。
「ここでー!バイクを傾ケール!体をなるべく倒すことで、バイクを起こすのよー。これ、レーサーの人がやってるのと似たような感じ。リーンインってやつよぅ。倒してる時は、アクセル開けないと転がるからな~!」
ふむ、確かに超練習になるけれど5分位の練習では、完全にマスター出来ないということがわかりました。
これは、非常に難しい練習なので、どこかで練習したいレベルです。
ワイルド氏の教えをまとめると、
- バイクの真後ろを振り向いてみて、さらにその先の進みたい方向を見据えれば自然と曲がる
- 上半身は常にリラックスして力を抜いていないと、曲がらない
- 曲がった後は、バイクを倒して身体をバイクより倒しつつ、アクセルを吹かす。身体をバイクより、倒すとバイクが起き上がる。(リーンイン)
- 以上、繰り返し
スラローム
「さっきの8の字を応用したのが、地獄の門と言われる、スラロームよ。まぁ、大型バイクの鬼門の一つだわな。大型では、7秒以内にこれをクリアしないとならん」
嘘だろ!?7秒だって?などと思ったりはしなかったけれど、そこそこ大変なのかなー、位に思うておりました。
強調して言われるほどですから、なかなか厳しいのでしょう。
して、いざやってみますと、
「ぐぉぉぉ、全然バイクを倒せん。。。。」
そう、重いという理由もあるかもしれませんが、単純に体積が大きいため、スラロームのような短い距離での制御が単純に難しいのだ。
「こうよ!俺の後にツイテキナ!(ブォォォン!)」
「さっきのリーンインとは逆!身体の軸はぶらさずに!!バイクの方を倒し込む!!倒したらアクセル!これの繰り返し!」
ハイパー滑らかに、ワイルド氏がスラロームしていくわけですが、初見であれは無理なのでは?と、思ったりもしました。
一応、通れるのですが、かなりぎこちないし、バイクを倒してはいないのです。
7秒以内いけているのか、謎であります。
なかなかどうして上手くいかないばかりか、後半ではポールにぶつかり、倒してしまいました。
その他、S字クランクと直角の道は、クラッチによりゆーっくりそろそろと行けば余裕です。
これらは、ミスることなく進めました。
S字と直角の道に必要な技能は、ほぼ同じように思われます。
即ち、いかにゆっくりバイクを動かせるか?に尽きます。
S字と直角の道は、時間制限がないので、これさえ出来れば、ゆっくりでもクリアすることが出来ます。
個人的には、かなりスラロームは出来なかったし、ポールを一回飛ばしてますから、下手したら補修の可能性あるわぁ、、、と思うておりました。
けれど無事合格を頂けました。
3時限目はだいぶ汗を書いたので、結構ハードだと思います。
「一本橋はOK!結構魅せてくれるやん?スラロームは、後半もっと減速せな!!!リアブレーキ踏んでるか?」
「え!?踏んでいいんですか?!てっきり、傾けまくってすり抜けていくのかと、、」
「あったりめーだろぉ!?そりゃ、ブレーキ使わにゃ、ポールも吹っ飛ばすわなぁ!!」
ワイルド氏、豪快に笑ったところで、今回の教習は無事終了。
さて、ここで今回の気持ちをうたった一句を載せておきます。
バイク道
それはすなわちスラローム
人の生き様
映す鏡よ

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