補修可能性が存在した、3時限目をなんとか乗り越え、4時限目に進んだたぬし氏。
次は、AT車に乗るってことで、本筋とはずれた流しプレーだろ、って想像していました。
要するに、これまでより楽に違いないと、そう思っていたのです。
「ようぅ!また会ったな」
も、もしや!
今回の教官も僕が通っている教習所No.1のバイク乗りと思しき、ワイルド教官であった。
というわけで、4時限目の内容をつらつらと書いていきます。
大型二輪教習4時限目の内容
教習項目一覧(第1段階)
項目は順当に行けば順番が決まっていて、以下の表のように進む予定です。
今回は4時限目!
1時限目 | 1 車の取り扱い 5 発進及び停止の仕方 8 円滑な発進と加速 |
---|---|
2時限目 | 9 速度の調節 10 ブレーキ操作 |
3時限目 | 11 バランスのとり方(直線) 12 バランスのとり方(曲線) |
4時限目 | 15 坂道における停止及び発進 16 オートマチック車の発進 |
5時限目 | 教習効果の確認(みきわめ) |
オートマチック車の発進
今日のワイルド教官は、一味違う雰囲気であった。
「これ。わかる?」
「スカイウェイブ650ですよね?一時期、番長系の人とかがよく乗ってたイメージのある、、、」
「そう。スズキのスカイウェイブ650…それナ。LEDピカピカさせてだろ?ってわけでよう、オートマ車の体験なんだけどよう、これ意味あるんかね~?」
教官がそれを言ってしまうとは、マジパネーションでありましょう。
「オートマ車限定免許ってさ、年に一回いるかどうかの免許なのよ。しかもAT限定取っても、650cc以上のオートマ車は乗れないからね。」
そう言って、ぱこんとスカイウェイブをはたいた。
「オートマ車でMTと同じ教習しろって、警察が引かなくてね。波状路あるじゃん?スズキの人立ち合いで、教習コース見せてたらさ、波状路だけはどうしても止めてくれって。こんな道は想定外で、壊れても保証できないって」
目の前にある、波状路をあごでしゃくりつつ、石ころを軽く蹴るようなしぐさをする、ワイルド教官。
「警察に、スズキの人が言っていたことを伝えても全く引かないのよ。しかもさ、スカイウェイブの場合目の前のカウルがあると、前が見えなくて教習ではめっちゃ危険なのよぅ。危ないですていくらいっても警察がきかんのよ。。。でも、我々教習のプロでも、危ないっての乗って見せたら、しぶしぶ前のカウルを切って今の形よ。」
「波状路はありのまま。あとは一切引かないのよ。カウルを切るのもしぶしぶって感じでよう?しかもさ、挙句の果てに、スカイウェイブ650、生産中止が決定したからね?マジでどうすんのよ?って感じ」
そう、ワイルド教官も、うまく立ち行かない現実に思い悩む、一人の人間だったのである。
さて、そんなぶっちゃけトークを聞いた後、センタースタンドで立っているスカイウェイブを、乗れる状態にすることから指導が始まった。
「そう!勢いをつけて!!一気にやんねーと、絶対に動かねーぞー」
その通りであった。
楽な時間だろーと思ったのも束の間、いくら押してもバイクが動かないのだ。
このセンタースタンドから降ろすのに、およそ3分以上はかかったろうか。
「もういっちょ!例の!ホップ・ステップ・ジャンプ!!」
とか、わけわからんたとえで励まされていた所、汗だくだくになりつつもなんとかこいつを地面に引き下ろすことに成功した。
「はぁ、はぁっ!さすが、スカイウェイブ、、、そこらのバイクと違いますわ」
「まーなぁっ。そいつノれりゃ、どんなオートマもいけるだろうよ。さ、俺の後についてきて!」
基本的な操作は、アクセルを回すか、左右のブレーキを握るだけ。
ブレーキは自転車と同じ感覚。右がフロントで左がリア(だっけか?)
実際、細い直角の道とか結構きつくて足をついてしまいました。
とりあえず、滅茶苦茶重いのですが、アクセルをひねっていれば重心が低いので安定はします。
「リアブレーキをかけつつ、曲がる。あとはこれだけ」
と言われたのが、妙に心に残りました。
さて、曲がるのはさておき、何気に難しいのが一本橋。
「まあ、正味アクセルひねりつつのリアブレーキしかないわな。」
とはいうものの、車体が大きく、前輪がどこにあるのかあまり分からず、脱輪しそうになりました。
結構、アクセルを開けないと厳しい気がしました。
アクセルを開けつつ、ブレーキをかける感じです。
全体的に、何回か足をついたのでやべーと思いましたが、9割以上はついていくことが出来たので、OKをもらえました
坂道における停止及び発進
「次はちょろっと坂道発進やるかー。坂道の前で止まってから、リアブレーキをしっかりと踏む!そしたら、アクセル吹かしーの、ギアをローに入れてブレーキを離す。もし出来るならよう、頂上付近でギアを二速にしてくれ。下りはクラッチを握らず、エンジンブレーキで下っていくぅ⤴⤴」
これは普通二輪と同じであり、普段乗っている人ならば、特に意識することなく出来ましょう。
何故か、ワイルド教官が語尾を伸ばしていたのを華麗にスルーしておきました。
これを何回か繰り返して、終わりでした。
さて、これにて4時限目も無事にクリアを頂き、次はみきわめ!
「次も乗るんだろ?ま、俺だから、きばらずいこうや」
ということで、最早ほとんどワイルド教官持ちのまま、第1段階を終えることとなります。
さて、今回の一句を載せておきます。
オートマ車
重く動かぬ警察も
人の世界は
いと難しき

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